いろいろなリサイクル
カン・ビン・PETのリサイクルは、どうなっているの?


カン
飲料容器は大きく分けて、スチール缶とアルミ缶、プラスチック容器に分かれます。 スチール缶の生産量は平成11年の統計では年間約127万トンでした。そのリサイクル率(再資源化率)は高くて82.9%です。 また、アルミ缶は27.6万トンで、リサイクル率は78.5%です。

ペットボトル
一方、プラスチック容器の代表格のPETボトルは、その利便性(便利さ)から急激に生産量が増加(平成11年度で約34万トン)しています。 そのリサイクル率は、22.8%以下と低く、PETボトルリサイクルがこれから考えていかないといけません。

ビン
また、年間約200万トン生産されているガラスびん類の再資源化率は、78.6%です。

 缶、ビンは家庭から出されるときの分別回収の推進や市町村のリサイクルセンターなど回収、分別施設の整備などによって、かなりの量が資源ごみとしてリサイクルされるようになってきました。

 缶・ビン類リサイクルは一般的に、わたし達(消費者)が分別して、市町村がそれぞれの事情に合った方法で回収し、再利用や再資源化事業者に引き渡されされ循環することになります。

 一般に、スチール缶は、プレス(つぶす)されスクラップとして、鉄鋼の原料になります。
アルミ缶は非鉄製錬などの原料としてリサイクルされます。

 一方、びん類は、牛乳びんや、ビールびんのように再利用(リターナブル)される場合と、ワイン、ドリンクびんなどのように、資源ごみとして回収、破砕されガラス原料、土木・建築原料などに利用(ワンウエイ)されます。

 「容器包装リサイクル法」では、缶・びん類容器も対象になっていますので、この法律が定める役割分担でリサイクルが一層促進されることになりました。


飲み終わったらリサイクル!

出 典
環境省「ごみの話」、経済産業省DATA、PETボトル協会、日本ガラスびん協会、
スチール缶リサイクル協会、アルミ缶リサイクル協会