●暮らしと星座

四季に輝く星座

 星座ってなんだろう?
   月と星の絵
 木の絵   ふくろうの絵 
夜空を見上げるとたくさんの星たちが、キラキラと輝いています。
そんな星たちがつながったりして、形を作っているものを星座といいます。
星座は春・夏・秋・冬で見られる形が違います。

春の星座
     
北斗七星
  ●春の夜、北の空を見上げると明るい七個の星があります。水を汲むひしゃくのような格好で並んでいる星が北斗七星です。

北斗七星の絵
北斗七星はこぐま座の一つで星座名ではないです。

北斗七星は図の赤い星・北極星のまわりを時計の針と反対まわりに一日かけて一回転しています。なので一年中みることができます。


夏の星座

さそり座   ●夏の日暮れのころに、南の空低く、真っ赤な明るい星を中心にいくつもの明るい星が大きなS字のカーブをえがいてつらなっているのがさそり座です。

さそり座の絵


さそりの心臓のところで赤く輝いているのがアンタレスという星で、私たちから見ると小さく見えますが太陽の230倍というたいへん大きな星です。 


秋の星座
カシオペヤ座  ●秋の夜に北の空を見上げると明るい星がW字型にならんでいます。秋の星座神話劇の中に最初に登場するカシオペヤ座です。

カシオペヤ座の絵


カシオペヤ座の下にある赤い星は北極星です。北極星をみつけるめじるしとなるのが北斗七星とカシオペヤ座です。

冬の星座
オリオン座  ●星座の中でも特に美しいといわれる星座。真冬の南の空にあらわれます。冬の夜は空気が澄んでいて星座がきれいにみえるといわれます。

オリオン座の絵



大きな赤い星はベテルギウス。白い星がリデルです。オリオン座の形は太いぼうを持った大男の狩人のイメージです。



昔の人は、星とどんなかかわりを持っていたんだろう? くまの絵

  ●昔は空を見上げて星の位置や星座を知ることで時刻や方角、または漁をしたり、星と雲を見て天候までも予想していたといわれます。北斗七星だと、柄から二つ目の星に小さい星がくっついていてそれが見えるか見えないかで視力をはかっていました。星を元にたくさんの神話が生まれ、私たちの誕生日も星座であらわされたりしています。

 ●今は街の明かりで星が見えにくくなっています。たまには部屋の電気やテレビを消して夜空を見上げながら流れ星に願いをかけるのも楽しいんじゃないでしょうか?

 




参考・星座天体観察図鑑・藤井 旭著・成美堂出版