●身近な野鳥で 自然の豊かさがわかるの?

最近、たくさんの野鳥が生活できる自然の豊かな場所が少なくなってきています。野鳥がたくさんいる地域は、自然が豊かで人も気持ちよくくらせる所です。みなさんの住んでいる地域の自然の豊かさがどれくらいなのか、身近な野鳥を使って調べてみましょう。

《 やり方 》
@あなたの住んでいる地域にどんな野鳥がいるか調べる。
A下に示した野鳥がいたら、その野鳥の得点をたしていく。
B合計点は何点になったかな?

野鳥の種類と得点
10点アオバズク、フクロウ、ホトトギス
10点サシバ、ノスリ、オオタカ
8点カワセミ、オオルリ
6点ウグイス、エナガ、イカル
5点メジロ、モズ、ホオジロ
5点ヒバリ、キジ
4点ハクセキレイ、セグロセキレイ、シジュウカラ
3点カワラヒワ
3点ツバメ、ツグミ
2点ヒヨドリ
2点キジバト
1点スズメ
1点ムクドリ
1点ハシブトガラス、ハシボソガラス
−4点ドバト



表の中の鳥の名前に
カーソルを合わせてね!
《 得点の例 》
例えば、Aでアオバズクとフクロウの両方がいた場合、得点は10点だけです。Bでサシバとオオタカが両方いた場合も得点は10点です。
でも、AのアオバズクとBのサシバがいた場合は、得点は10点たす10点で20点になります。JのヒヨドリとKのキジバトがいた場合も、2点たす2点で4点です。他も同じです。

合 計 点地域の自然は豊かかな?
41点以上自然が豊かで、生き物がたくさんいます。
28点〜40点やや自然が減少してきています。
18点〜27点所々に緑地や公園などがありますが、自然がかなり少なくなっています。
8点〜17点人や自動車などが多く、緑地や公園などの緑が少ないですね。
−4点〜 7点自動車などの交通量が多く、そう音や大気おせんなどの影響が心配です。

※合計点と自然の豊かさは “めやす” です。 ちがう季節にも何度か調べてみましょう。

考えてみよう!
 どんなことをしたら得点がふえるかな?
 人と野生の生き物がいっしょに生きていけるようにするにはどうしたらいいのかな?

【参考文献】
野鳥保護のしおり/(財)日本鳥類保護連盟/(財)日本鳥類保護連盟(1991年)
指標生物 自然をみるものさし/(財)日本自然保護協会/平凡社(1994年)