森林の土砂流出の抑制(よくせい)

 熱帯林の伐採(ばっさい)は、森林の役割と働きを、変化させ、山から流出する水や土砂の量に影響を及ぼします。

 山からの土砂の流出は、よく肥えた土壌を破壊(どじょうをはかい)し、砂漠化(さばくか)の原因にもなります。
 伐採方法の影響は大きく、通常の商業的な手法で森林の中から、必要な材を選択して伐採するか、山と森の管理を徹底(てってい)するかによって、伐採後、降雨により流れ出る水や土砂の量が変化します。
 当然、山と森を管理した伐採の場合に流出量が小さくなります。


(資料提供:国立環境研究所 国環研ニュースより)