35人

平成15年4月1日

本クラブでは、三重県松阪市に位置し、干潟の典型と呼ばれる３種類の干潟を有する松名瀬において、９年前より生物相調査を続けている。また、その調査結果を学会等で発表するだけでなく、それらを活かし、地元の人々をはじめとする多くの人に松名瀬干潟とそこに生育する生物の貴重さ・大切さを知ってもらい、ともに松名瀬干潟を次世代に繋げていこうと自分たちでプログラムを作成して環境教育を行っている。さらに、海と密接にかかわる森林についても、科学的調査・社会科学調査・環境教育等の活動及び発表を行っている。今後も多くの方々と密接にかかわり、これらの活動を発展させていく。

科学技術部は、主に海・森について地域と関わり合いながら活動を行ってきたが、今回はその中でも高校一年生の視点から見た「海の環境教育」をメインテーマにして作成した。
これまでにどんな環境教育をしてきたか、私たちが普段どんな想いをもって環境教育を行ってきたのか、実際に環境教育をしてみてどんなことを思ったのか、ということに重きを置いて作成したので、それらに注目して読んでほしいと思う。

本クラブでは生徒が主体的に活動に取り組み、意識をもって行動することを重要視している。今回のエコ活コンクールでも生徒が主体となり、自分たちで内容を決めるところから実際の壁新聞の作製までを行うこととして、彼らの活動への理解を深め、壁新聞に伝えたいことを伝わりやすくまとめる力を向上させようとした。彼らの壁新聞制作を通じての更なる飛躍に期待する。