三重県のこどもエコクラブ
チャレンジごころ みんなでつくった壁新聞
平成16年度 ただいまE−CO修行中
かべ新聞のタイトル ただいまE−CO修行中(新伊勢市の指定袋を提案しよう)
(PDF形式 1206KB)
活動のテーマ ゴミ問題について考え、御薗村の課題を解決しよう
クラブの人数 40人
クラブの種類 学校のクラス
クラブの所在地 度会郡御薗村
クラブのたん生日 平成16年5月
活動内容
  1. 総合学習のテーマ決定について話し合う。
  2. 御薗村の課題について考え、増えるごみ問題と伝統行事の後継者問題にしぼる。
  3. 家庭のごみや公園などへのポイ捨て、資源回収ステーションの利用状況について調べる。
  4. 村内探索、資料収集。御薗村のごみが多い原因について話し合う。
  5. ごみ減量・資源化のための村の取り組みについて調べる。
  6. 各地のごみ指定袋の収集(夏休み中)
  7. 集めたごみ指定袋の研究
  8. Go!美らくるリサイクルへの参加
  9. ごみ指定袋研究のまとめ・発表
  10. 理想のごみ指定袋づくり
  11. 新「伊勢市」のごみ指定袋として提案(予定)
アピールしたいこと 全国各地のごみ指定袋を、夏休み中の旅行や親戚から取り寄せて集めました。その1枚1枚についてじっくり見て、その地域の特徴や良いところについて研究していく中で、理想の指定袋をみんなで考えてみようということになりました。また、そうやってできた指定袋を、今月11月1日に合併する新「伊勢市」の指定袋として提案していこうと試みています。私たちの考えたごみ指定袋が採用されたらいいな、と楽しみに取り組んでいます。
こどもたちからの
メッセージ
  • 指定袋は、じっくり見るといろいろな事がわかって面白かった。いろいろなことを学べたし、調べる力がついた。
  • 環境についてしっかり考えたり、行動にうつしたりする力がついた。日常生活の中で環境のことに気をつけるようになった。みんなでラブリバー公園のごみ拾いをしたことが心に残っている。
  • 指定袋のデザインを考えたことが楽しかった。キャラクターやイラストを考えて、みんなが上手といってくれて良かった。
  • 指定袋の研究をして、普段は分からない遠い地域のことが分かったし、地域にはそれぞれいろいろな特徴や事情があることが分かった。
  • 今まではあまり新聞を読まなかったけど、ごみ問題についての記事を探すために、すみずみまで目を通すようになった。
  • エコクラブの活動をして、自分の家から出るごみや、村全体のごみの量について考えるようになった。今までは、面倒くさいので資源になるごみでも捨てていたりしたけど、今では、新聞紙などためておいて、回収ステーションに持っていくようになった。
サポーターからの
メッセージ
 総合学習のテーマ決定について話し合う中で、環境や食料危機について調べたいという意見が多くありました。身近に調べていける内容がいいということから、御薗村の課題は何かについて考え、増えるごみ問題と伝統行事の後継者問題にしぼられました。特にごみ問題については、住みよい環境づくりや地球温暖化とも大いに関連しており、子供達も興味深く取り組んでいます。また清掃センターの資料などから、ポイ捨てもさることながら、家庭から出るごみを減らすことが大きな問題であることがわかりました。
 現在、御薗村は周辺7市町村による広域でごみ処理を行っていますが、人口1人あたりのごみの量が、1〜2位となっています。このような状況を打開するために、村として昨年度よりごみ指定袋制の導入・プラごみ分別に取り組んでいます。ごみが多い原因について、初めはポイ捨てが原因だと考えていた子供達が、自分たちが出している家庭ごみに目を向けるようになり、そこから自分たちで何かをしていかなければと考えるようになりました。そこで目をつけたので、全国のごみ指定袋です。
 素材はもちろん、表示のしかたもそれぞれの地域の特徴を表していてとても面白いです。そして、研究していくうちに環境にやさしい・出す人にやさしい・集める人にやさしいなどの視点で見ていくと、よい指定袋には共通点があることが分かりました。
また私たちの御薗村には、ブラジルから来てタイヤ工場で働く人たちが多く住んでいます。その人たちのために、ごみ指定袋にも、日本語・英語・ポルトガル語・ハングルなどいくつかの外国語が書いてあります。また近隣の鳥羽市では、旅館など事業所が多いため、90リットルという大きな袋があるのも面白いです。
 理想の指定袋を考えていく中で、デザインだけでなく素材や価格のことも考えていかなければならないという意見も出されました。価格には、指定袋そのものの値段と、ごみの処理費用の一部を受益者負担するごみ有料化の2種類があります。このことを探っていくうちに、自治体の財政や環境政策のかかわりにも行き着くことが出来ると考えています。

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