三重県環境学習情報センター

スタッフブログ

2021.12.09

環境基礎講座2021~フィールドツアー編~ 第2回「生物多様性」報告

********************************************************************************
【日時】令和31127()130015:00
【場所】井村屋株式会社 アズキキングの森
【テーマ・内容】生物多様性「あずきと人をつなぐ森に出会う」
【講師】堀川 勉良 氏(井村屋株式会社 顧問/環境SDGsアドバイザー)
【参加人数】14
*********************************************************************************

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため9月より延期となっていました環境基礎講座2021~フィールドツアー編~第2回ですが、今回開催することが出来ました。場所は、井村屋株式会社 アズキキングの森です。

アズキキングの森は、雲出川の支流に位置しており、井村屋さんの工場では、商品を生産するために雲出川より取水しています。工場では1日約2000トン水を使っているそうです。井村屋さんは、雲出川の水を育むこの森に感謝し、長く親しまれる森づくりを行っています。“山は海の恋人”という言葉の通り、栄養豊富な水を海に流し、海もきれいになっていきます。森にはいろいろな動物がやってくるそうです。森の中で、ビオトープやきのこ栽培を見学しました。

<ビオトープ周辺>

<きのこ栽培>

工場でアズキを蒸す時には、昔、重油で行っていましたが、ガスへと変わり、今では間伐材などのチップを使っているそうです。これにより、多くのCO2を削減可能としています。「エコロジカルはエコノミカル」。エコであることが経済的でないとサステナビリティとならず、続かないと講師の堀川さんはおっしゃいます。

<植林>

参加者の方々からは、「地域との取り組みは?」「企業の努力に感銘を受けた。」などの質問やコメントがありました。地域の方とは植樹などを行っているそうです。この他にも、井村屋さんの工場では、太陽光やコージェネレーションといった環境への取組があり、紹介していただきました。

【報告:大山】

 

記事一覧に戻る