スタッフブログ
ESD実践講座2021 PART1 第2回「学びの多様性と持続可能な社会」報告
***************************************************************************
【日時】令和3年1月10日(月・祝)13:45~16:00
【場所】三重県総合文化センター
【テーマ・内容】「学びの多様性と持続可能な社会」
【講師】新海 洋子 氏(一般社団法人SDGsコミュニティ 代表理事)
【参加人数】12人
***************************************************************************
ESD実践講座2021のPART1第2回は「学びの多様性と持続可能な社会」です。今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、予定していたグループワークは行わず、個人演習と講義をメインの形に変えて開催しました。
初めに、前回の振り返りをしながら、個人演習「ESDとは?」(自分の言葉で説明)を行い、一人ずつ発表していき、さまざまなキーワードが出されました。
そして昨年、ESD実践講座を参加された2名の方(柴田実さん、船谷近代さん)から、一人よりは仲間を作ってグループワークをすることで、みんなが楽しくなることの大切さや、日本におけるプラスチックごみの循環の問題、道路のごみ拾いについてなど、具体的な活動を通した課題提起をいただきました。
新海さんは講義「学びの多様性と持続可能な社会」の中で、「持続可能な社会を作るために必要なセンスと力」について紹介し、持続可能な開発(SD)に対する簡単な方程式はなく、何が良くて何が悪いのか、違う意見を聞きながら、疑問を持つことの大切さについて触れました。また、「自分のことが好きなこどもほど、新しいことにチャレンジすることが好き」と言われるにもかかわらず、統計から、日本人は消極的で自己肯定感が少ないことなどが課題となっていることを説明されました。
教育現場における新学習指導要領では、持続可能な社会の創り手となることが求められています。昔と変わり、知識や情報の説明が与えられて答えを求められるだけでなく、体験し、疑問や課題を見いだし、自ら考え判断し、表現する、主体的な成長を促すことがねらいとなっています。
最後に個人演習「誰に、どのようなテーマで、どのようにESDを実施したいか?」を行い、代表の方数人が発表しました。次回からは、いよいよワークショップ中心のPART2に入ります。
【報告:大山】