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2023.08.07
センター周辺の自然 【ハチ2種、アメリカネナシカズラ】
三重県環境学習情報センターの分析実習室の窓ガラスに、ハチがいました。エントツドロバチです。エントツドロバチは泥で巣を作る時、管状の出入口をつけるので、それが名前になっています。
このハチは飛べますが、あまり元気がありません。写真を撮った後、野外へ放しました。
室内に入り込んでいたエントツドロバチ
センターの建物の横で、今、ヤブガラシの花が咲いています。蜜を求めて、代わる代わるハチがやって来ていました。
これは、ヤマトアシナガバチのようです。セグロアシナガバチに比べると、少し小ぶりに感じます。
ヤブガラシに来たヤマトアシナガバチ
センターの近くで、アメリカネナシカズラを見つけました。花が咲いていますが、もう終わりかけのようで、実もたくさん付いていました。
ヨモギに巻きついているアメリカネナシカズラ。
白い花が咲いています。
アメリカネナシカズラは外来種の寄生植物で、他の植物に巻きつきながら成長していきます。種子から発芽し、他の植物に巻きつきながら伸びる途中で根っこを切り離してしまうため、根がありません。=「根なし」
茎(つる状になっている)が黄色く、葉緑素がない(寄生している)ことが分かると思います。
センター付近では、在来種のネナシカズラ(寄生植物)も今までに何度か観察していますが、今年はまだ見つけていません。
【木村】