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2023.08.24
センター周辺の自然【モンクロシャチホコ、ヤマシロオニグモ、ネナシカズラなど】
三重県環境学習情報センターの駐車場や付近の道路では、葉っぱが全部なくなっている桜の木が何本もあります。まだ葉っぱが残っている木を見てみると、モンクロシャチホコという蛾の幼虫がたくさん付いていました。彼らが葉っぱを食べつくしたようです。
モンクロシャチホコの幼虫は「昆虫食」関係では有名らしく、サクラの葉を食べているからでしょうか、「桜餅の味」がするそうです。
モンクロシャチホコの幼虫がサクラの葉を食べています。
モンクロシャチホコの幼虫
クモの大きな網が張ってあったので、糸の端の方を探していくと、葉っぱの陰にヤマシロオニグモが隠れていました。背面に白い模様のある「セジロ型」と呼ばれるタイプのようです。
ヤマシロオニグモ
8月7日にこのブログに掲載したものとは別の場所で、アメリカネナシカズラが少し前から花を咲かせていました。今日見るともう実がついています。アメリカネナシカズラは北アメリカ原産です。
セイタカアワダチソウに巻きついていたアメリカネナシカズラ
アメリカネナシカズラのつるは黄色で、白く見えているのが花。
アメリカネナシカズラの花(2023年8月16日撮影)
日本の在来種のネナシカズラも、先日センターの近くで見つけましたが、まだ花を咲かせていません。
アメリカネナシカズラと同じく根がなく、他の植物に寄生します。
赤紫の斑点のあるつる状の植物がネナシカズラです。
【木村】