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スキルアップ講座 「ため池の多面的機能と生物多様性 ~講話と片田ため池群フィールドワーク~」を実施しました
10月21日にスキルアップ講座として、ため池の多面的機能と生物多様性について、講話とフィールドワークを行いました。
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【主催】 三重県環境学習情報センター
【日時】 2023(令和5)年10月21日(土) 9時45分~14時50分
【場所】 津市環境学習センター大会議室、片田ため池群(津市)
【講師】 講話1 三重県農林水産部農業基盤整備課 浮田 修 氏
講話2 三重県環境学習情報センター 東 敬義
【参加人数】 9人
【担当】 環境学習推進員 東、木村
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●講話1 「農業用ため池の課題と三重県の取組」
【講師】浮田 修 氏(三重県農林水産部農業基盤整備課)
近年の集中豪雨等の自然災害による農業用ため池の被災状況や課題、農業用ため池に関する2つの法律の概要と、三重県行政の取組を紹介していただきました。三重県は、豪雨・耐震化対策などと管理体制の強化等の推進による防災・減災対策を進めるとともに、工事前の生息動植物や環境調査と事後対策により、環境に配慮した取り組みを行っています。
●講話2 「多面的機能における生物多様性」
【講師】東 敬義(三重県環境学習情報センター)
トンボ(蜻蛉目昆虫)は、全生活史において、水辺と森林・草地などの陸地を必要とし、その種類によって、必要な環境も異なっています。この講話では、トンボを主体として、ため池環境の生物多様性を考えました。片田ため池群のような、低い丘陵地の谷にある「谷津田(谷戸水田)」の上流部に位置するため池「谷池」は、その周囲の雑木林や水田との組み合わせにより、閉鎖的な環境と開放的な環境をもち、トンボの多様性を高められることを説明しました。
●フィールドワーク
講話の終了後、昼食休憩をはさんで、片田のため池群でフィールドワークを行いました。講師の話を聞きながら、実際にため池と周囲の自然環境を観察しました。受講者の方からは、講話とフィールドワークの組み合わせは理解が深まるとの感想をいただきました。
【報告:東】