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環境基礎講座2021 第3回「資源循環」報告
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【日時】令和3年7月10日(土)14:00~16:00
【場所】サン・ワーク津 研修室
【テーマ・内容】資源循環「三重県循環型社会形成推進計画」
【講師】澤野 弘宜 氏(三重県環境生活部廃棄物・リサイクル課)
【参加人数】19人
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これまでの「三重県廃棄物処理計画」は、「三重県循環型社会形成推進計画」へと、名称も含め、廃棄物処理から資源循環と重点となる計画内容を変更しました。
講師の澤野氏は、初めにここ数年、三重県の廃棄物の排出量は横ばい傾向で、資源回収率もなかなか上がらない状況であることを説明してくださいました。そして、政策に加わった新たな視点として、SDGsやSociety5.0を紹介してくださいました。取組方向の1と2では、これまでの「3R」から、「3R+R(Renewable、再生可能資源への代替)」へと転換したこと、取組方向3では、廃棄物処理の安全・安心の確保について、取組方向4では、プラスチックと食品ロスの課題について、取組方向5では、人材育成とICTの活用について説明されました。
プラスチック問題を解決するための具体的な取組の一つが、今年度9月に完成するB to B(ペットボトルからペットボトル)を可能にする工場設置です。海外から輸入するバージン原料を減らすために、使用済みペットボトルから再生可能材料をつくる西日本初の工場です。
次に、昨年の本講座の受講生である柴田実さんを含む2名の方がコメンテーターとして、講義に対する質問や提案を発言しました。
「3R+Rの+R(リニューアブル)とは具体的にどんなものがリニューアブルなのでしょうか。」
「食品ロスは、日本で大きな問題。捨てればゴミ、区分すれば資源となります。」「食品ロスが世界の飢餓に結びついているのではないでしょうか。」
また、フロアからは「産業廃棄物税はどんなものか」などの質問も挙がりました。
今回の講座が、皆さんの今後につながる機会となったことを願います。
【報告:大山】