スタッフブログ
環境基礎講座2022 第1回「気候危機」報告
********************************************************************************
【日時】令和4年5月28日(土)13:45~16:30
【場所】サン・ワーク津 研修室
【テーマ】地球温暖化「気候危機」
【講師】①第一講:多森 成子 氏(気象予報士<三重テレビ気象キャスター>)
②第二講:楠井 辰之 氏(三重県環境生活部地球温暖化対策課)
【参加人数】①41人 ②37人
*********************************************************************************
最初に、気象予報士の多森さんから、近年異常気象が増えている現状を詳しくお話いただきました。国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)は、異常気象の原因が地球温暖化である関連性について警鐘を鳴らしています。
また、県地球温暖化対策課の楠井さんからは、国際的枠組みや国、県の地球温暖化対策についてお話してくださり、ゼロカーボンシティや「脱炭素先行地域」などの取組についても紹介していただきました。
質疑応答では、「近頃四季がない気がする。夏と冬しかない。」という意見が挙がったり、地球温暖化の影響で起きているサンゴの白化現象について問われ、多森さんからは「サンゴが北上しており、サンゴがないと、台風が衰えずに日本に来る。」といったお話がありました。
また、「2030年46%削減は実現可能なのか?」という質問があり、楠井さんからは「難しいターゲットではあるが、2050年までにカーボンニュートラルをしないと、2℃上昇などとなってしまう。」との危機感を示されました。
私たち一人ひとりが地球温暖化に対して何ができるのか、この講座を通して考えるきっかけとなったことを願います。
【報告:大山】