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生物多様性シリーズ 移入種について考える「名張のオオサンショウウオからのメッセージ」を開催しました。
環境学習地域リーダ養成スキルアップ講座として、生物多様性シリーズ 移入種について考える「名張のオオサンショウウオからのメッセージ」を開催しました。
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【主催】 三重県環境学習情報センター、三重県農林水産部みどり共生推進課
【日時】 2022年6月4日(土)9:45~12:30
【場所】 錦生(にしきお)市民センター
名張市郷土資料館
【講師】 三重県農林水産部みどり共生推進課 坂口貴啓 氏
名張市郷土資料館 (名張市教育委員会文化生涯学習室) 山﨑雅樹 氏
【人数】 14人
【担当】 環境学習推進員 木村、坂崎
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最初に錦生(にしきお)市民センターで、パワーポイントのスライドを見ながら、三重県みどり共生推進課の坂口貴啓氏に、移入種の問題や、特定外来生物の種類、罰則などのお話をしていただきました。
行政としての対応や対策はもちろん、私たちが普段気を付けることなどについても伺いました。
坂口氏のお話
休憩をはさみ名張市郷土資料館の山﨑雅樹氏に、オオサンショウウオの生態や分布、外国種と日本の在来オオサンショウウオとの交雑の問題、名張市が交雑種のオオサンショウウオを飼育するにいたった経緯や、目的などについてお話しいただきました。
山﨑氏のお話
最後に、錦生市民センターの筋向いにある名張市郷土資料館に移動し、飼育されている交雑種のオオサンショウウオを見せていただきました。
名張市郷土資料館は旧錦生小学校を使用しています。大きな交雑種オオサンショウウオがプールにいっぱい! 飼育されていました。プールには日よけのために黒い網が張られ、隠れる場所として底に古タイヤが沈められています。
正確な寿命はわかっていませんが、100年程度生きるのではないかと推測されているとか、川では石の隙間などに隠れているなど、郷土資料館の方の説明を皆さん興味深そうに聞いていました。
エサを与えると、古タイヤに隠れていたオオサンショウウオが出てきました。
また、郷土資料館の中の旧理科室には、小さな交雑種オオサンショウウオが年齢別に飼育されています。ここは希望者のみの見学としましたが、ほとんどの方が見学され、終始熱心に観察し、質問されていました。
水槽では素焼きの植木鉢、塩ビ管、容器類を隠れ家にしていました。
【報告:坂崎】