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環境学習地域リーダー養成 スキルアップ講座「気候変動を知るための17の扉 ~本から読み解く気候変動~」を開催しました。
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【主 催】 三重県環境学習情報センター・三重県気候変動適応センター
【日 時】 令和5年9月9日(土) 9:45~11:40
【場 所】 三重県総合文化センター 中研修室(津市)
【講 師】 樋口俊実 氏 (三重県気候変動適応センター 事務局長)
【参加人数】 37人
【担 当】 環境学習推進員 坂崎、大山
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2019年に開設された三重県気候変動適応センターの事務局長 樋口氏は、現在の地球と、科学が予測する地球の未来、科学が解き明かした過去の地球を対比し、いま、地球と人間にとって、過去に例のないスピードでCO2が放出されており、必要なことは、人間が自分自身で引き起こし、影響が拡大している気候変動を止めることだと説明されました。
そして気候変動に関連する、宇宙や海、歴史、防災など幅広い分野の本をたくさん紹介していただきました。
また、気候変動の現状をめぐる世界の動きに触れながら、三重県で起きている気候変動の影響と対策についても、お話しいただきました。特に、石炭火力とガソリン車だけが問題なのではなく、製鉄やセメント、化学、石油精製、製紙等の各事業者も、多くの温室効果ガスを排出しており、植林だけでは解決できず、市民一人ひとりが環境への意識を変え、社会の仕組みを変えて、新しい時代の扉をひらくことが重要である、と結論づけられました。
ぜひ読書の秋の始まりに、ご紹介いただいた本を手に取り、今後へとつながる機会となることを願います。
【報告:大山】