三重県環境学習情報センター

スタッフブログ

2024.10.23

講座「ファシリテーションと参加型の手法を学ぼう!~SDGs達成に向けて~」を開催しました♪

学校で、地域で、会社で、そして家庭でも役に立つファシリテーションと参加型の手法について、全2回の講座を行いました。

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日時:第1回 2024817日(土)10001620  
          第2回 2024921日(土)10001600
場所:三重県総合文化センター
人数:第1回 25名 第2回 17
担当:環境学習推進員 坂崎、大山、脇谷

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講座では、ファシリテーション、ファシリテーター、参加型手法について、その意味と意義、ポイントについて、体験的に理解を深めていきました。

 1日目のアクティビティとしては、午前に、グループでブレーンストーミングをしながら、自由に意見を広げ(「発散」)、民主的にまとめる(「収束」)体験として、「持続可能な未来に役立つ季節感のあるロボット」の絵をグループごとに描き、発表を行いました。

  


午後には、「人間関係」とコミュニケーションの関わりについて、良好な関係性を築くために大切なことは何かを考えました。「コミュニケーションをとらないゲーム」を行い、コミュニケーションがないとどんなことが起きるのか?話しました。そして、よりよい関係を築くために役立つこと・大切なこと・NGなことをベン図に出し合いました。
  

また、環境の現状をふりかえり、このままでは続かない社会を続く社会にしていくための手だてを考えました。グループで「持続可能な 学校/公園/コンビニ/居酒屋/テーマパーク/駅前広場」をデザインし、絵を描いて発表しました。

2日目は台風のため、当初の日程を延期して開催しました。
個々の思いや考えを引き出し、対話と協力による目的達成に役立つ、多様な「参加型手法」について学びました。
アクティビティとして、午前には、ファシリテーターの目線となって、参加者が答えにくい質問はなにかについて、考えました。また参加型のメリットについて、逆説的に「非参加型」のデメリット・メリットを派生図を描きながら考えることにより、理解を深めました。

  

午後からは、私たちの価値観がいかに多様であるか(「多様性」)という反面、共通点もあること(「同一性」)について、対比表をつくって理解を深めました。

そして、流れのあるプログラム体験として、「STOP!地球温暖化」をテーマに、その影響予測を派生図で考えました。

議論の中で意見の不一致・対立がある時には、建設的な対立解決として、ウィンウィン型(両者が望んでいるものを互いに得られること)が提示されました。ポイントは、ABお互いの要望から離れて本心を伝えあい、本心が満たされるC点を見つけていくことです。
最後には、グループで旅行に行きたい場所を考えて「合意形成」を試みました。

今後に向けて、教育・まちづくり・会議などで活用されるファシリテーションを、参加者の皆さんの現場でどう活かしていけるか、イメージを持てる機会となったことを願います。

 様々なアイスブレイクの手法も体験でき、じっくりと学ぶことのできた2日間でした。講師および参加者の皆様、どうもありがとうございました!

【報告:大山】

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