三重県環境学習情報センター

スタッフブログ

2025.01.16

津市立一志西小学校5年生のみなさんが来館し、「四日市公害のお話」の受講と「買い物ゲーム」を行いました。

****************************************************
 日時:2025年1月16日(木)11:50~15:00  
 場所: 三重県環境学習情報センター
 人数:66人
 担当:環境学習推進員 太田、東、坂崎、脇谷
*****************************************************
四日市公害の学習では、四日市市にある「四日市公害と環境未来館」の活動室のスタッフにご来館いただき、講座を行いました。

戦後、四日市には経済が成長することを期待して、コンビナートがつくられました。ところが、四日市の海ではくさい魚が捕れたり、大気汚染によってたくさんの人がぜんそく(四日市ぜんそく)を患うことになりました。苦しみの中、訴訟により裁判が行われ、勝訴となった歴史を説明いただきました。一志西小学校5年生のみなさんは、当時、小学生で公害を体験された語り部のお話に聞き入っていました。

 

「買い物ゲーム」では、グループに分かれて、模擬スーパーマーケットでカレーの材料と飲み物の買い物をします。児童のみなさんは、相談しながら楽しく買い物を終えて、教室の机の上に買ったものを広げました。そのあと、カレーを作る手順を考えていくと、作る過程で「ごみ」がたくさん出てしまうことに気づきました。

ごみを処理するためには、たくさんお金がかかります。どんなところにお金がかかるのかをお話した後、自分たちが買ってきた品物からどのぐらいのごみが出て、処理するためにはどれぐらいの費用が必要なのかを計算してみました。

2回目の買い物では、「エコバックを使う」「ひとつの袋にまとめて入れる」「包装の少ないものを買う」など色々なアイディアを実行して、どの班もごみや処理費を減らすことに事に成功しました。最後に、SDGsについてお話を聞き、「買い物ゲーム」のまとめとしました。

ここで学習したことを参考に、自分たちにも出来ることを少しずつ実行してほしいと思います

【報告:東】

記事一覧に戻る