大気中の温室効果(おんしつこうか)ガスとよばれる二酸化炭素(にさんかたんそ)などの濃度(のうど)がふえると、地球の平均気温が上がり、地球規模(ちきゅうきぼ)で気候の変化や海水面の上がる現象がおこります。
このように地球全体があたたかくなると、自然の生態系や天候に異変(いへん)がおこり、農作物などに大きな影響(えいきょう)を与えます。
地上気温は過去100年間に世界全体で0.6±0.2℃、日本では約1℃上昇しました。IPCCの予測では、このまま21世紀末まですすむと、地球全体の平均気温は1.4度〜5.8度上がり、海水面は0.09〜0.88m上がると予測(よそく)されています。つまり、海に近い場所が水の中に沈むことになるのです。
※IPCCとは…地球温暖化について、いろいろな国が話し合う会議のこと


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