「今月の企画展示」 アルバム2010
12月 「四日市ウミガメ保存会」 | |
「四日市ウミガメ保存会」は2009年の1月より、四日市市楠町の吉崎海岸で、毎月第1日曜日に清掃活動を続けてきました。
それは、ウミガメの産卵ができる環境つくりのためです。
始めは参加者も少なかったけれど、今は平均60人を超えています。時には150人というときもあるほど。 そんなメンバーが歓喜に沸いたのは、2010年7月。ウミガメの産卵が確認されたのです! 新聞にも掲載されたように、9月には無事孵化しました。 明和町や紀宝町は毎年ウミガメの産卵があり有名ですが、四日市市では7年ぶりです。日頃の地道な活動に、ウミガメが答えてくれたのですね。 四日市ウミガメ保存会(ウェルカメ四日市)ブログはこちら http://ameblo.jp/kame-kame/ |
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11月 四日市再生 「公害市民塾」 | |
四日市再生「公害市民塾」は公害問題の解決と四日市公害によって被害を受けた人々の思いや体験を伝えることを目的として設立されました。 四日市公害のような過ちを二度と繰り返さないよう、公害学習や資料の活用・継承を進めていく必要があります。 いままでの活動を写真やパネルにして展示していただきました。 小学校の公害学習では、毎年数百名の子どもたちに四日市公害の教訓を伝えています。 四日市市立塩浜小学校の視聴覚室をお借りして、社会科見学の受け入れもしています。 この教訓を忘れず、子どもたちに伝えていくことは私たち大人ひとりひとりの役目ですね。 **四日市再生「公害市民塾」はH21年度みえ環境活動賞を受賞されました。長年の活動が認められてよかったです ね。おめでとうございます。 四日市再生「公害市民塾」のHPはこちら http://www.yokkaichi-kougai.tcup.ca/ |
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10月 「三重大学伊賀研究拠点」 | |
三重大学伊賀研究拠点は、2009年4月に(財)伊賀市文化都市協会が建設した「ゆめテクノ伊賀」(産学官連携地域産業創造センター)内に開設されました。 研究分野は主にバイオテクノロジーとエコテクノロジーですが、今後その他の分野の参入も見込まれています。 今回の展示は、研究分野のひとつである食用油のリサイクルについて展示していただきました。 食用油の廃油から作る燃料がどのように作られるのか、リサイクル図と廃油の実物も展示いただきました。日本は資源が乏しく、他国に頼る部分が多い国です。石油が使える期間もあと40年?と言われています。このような技術が、環境保全につながりエネルギー危機の不安から少しでも明るい方向へと向かうよう研究されているんですね。 三重大学伊賀研究拠点のHPはこちら http://www.iga.mie-u.ac.jp/index.html |
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9月 「ICETT(財)国際環境技術移転研究センター」 | |
ICETT(アイセット)は世界の国々や人々が協力をして地球を守っていけるように、日本が持っている「環境を守る技術や方法」を途上国などの多くの国に伝えるために作られました。
日本が持っている「環境を守る技術や方法」を4っの活動を通して伝えています。 <研修>環境を守るための技術や方法を教えています。 <研究>環境を守るための新しい技術を企業と一緒に研究してい ます。 <調査>途上国の環境を詳しく調べ、解決方法を提案しています。 <広報>環境を守ることの大切さやICETT(アイセット)のしていることを、みんなによく知ってもらうため講演会を開いたり、本や雑誌を発行しています。 地球は自然あふれるきれいな星です。世界の人々が手をつなぎ、きれいな地球を守っていけたらいいですね。 ICETT(アイセット)のHPはこちら http://www.icett.or.jp/ |
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8月 「花王株式会社」 | |
ごみを減らす3原則は、@リデュースAリユースBリサイクルです。 「花王株式会社」の環境への取り組みは、その3Rをもとに 「いっしょにeco」がキャッチフレーズです。 商品提供においては @容器の材料を減らす・・・・リデュース A容器を繰返し使う・・・・・リユース Bごみではなく資源として出す・・・・リサイクル・・ですが、 濃縮洗剤にすることによって容器の大きさを小さくし、ごみの量を半分に減らすことに成功しました。 1日、ひとりが出すごみの量は1.1キロ。4人家族なら4.4キロ。これが1週間・1か月・1年となるとすごい量になりますよね? また、家庭ごみの約60%が容器包装です。私達ひとりひとりの意識も変えていきたいですね。 花王のHPはこちら http://www.kao.com/jp/ |
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7月 「NPO法人 サルどこネット」 | |
「NPO法人 サルどこネット」は野生鳥獣により、農林水産業等に被害を被る住民等に対して被害対策を普及啓発するNPOで、野生鳥獣に関する調査や被害対策の研究を行っています。 サルについては、群れのサルに電波発信機を装着し、その位置情報を調査員が把握し、地域住民にインターネットメールで情報を提供しています。 サルはふだん山や山裾で生活していますが、山の食べ物より畑の食べ物の方が美味しいと学習すると、畑に執着するようになり、畑に頼る楽な生活を覚えてしまいます。そして、ちょうど収穫時期になるとサルが食べてしまい農作物の被害の発生ということになります。 野生鳥獣の生活様式は、鏡のようにその地域住民の生活スタイルを反映し、人間の生活を映し出しています。人とサルとうまく共存していくにはまず私達人間生活を見直して見る必要があるかもしれません。 身近な自然の中にある、野生鳥獣と人間の関わりを記録し、伝える「サルどこネット」の活動にあなたも参加できます。 詳しくはこちらへ http://www.sarudoko.net/Venus/ | |
6月後半 「三重県水産資源室」です。 | |
水産資源室は、水産動植物の増殖・海洋及び河川環境対策や漁業に関する管理・海や川の恵みを将来に引き継ぎ安心・安全な水産物の供給を目指しています。 @伊勢湾の現状 A藻場の大切な役割 B生き物たちが持つ海をきれいにするちから C海を浄化する「干潟」と命の循環などをパネルにしてわかりやすく展示していただきました。 山の中でも一緒ですが、生きているものには何ひとつ無駄なものは無いということが、よくわかります。それぞれにちゃんと使命を果たしています。私たちはそのエネルギーをいただいていることに感謝しなければいけませんよね。 三重県農水商工部水産資源室のHPはこちら http://www.pref.mie.jp/sukyokyu/hp/index.htm |
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6月 「第4管区海上保安本部」 | |
海上保安庁のお仕事は海で起こるさまざまな事故や犯罪を防ぐことですが、海から見た環境問題をより身近に捉えられている部署ではないかと思います。
生活をする上で水がないと、私たちは生きていけません。その一方で、海を汚す大きな原因が私たちが出す生活排水で、全体の62%にもなっています。しかし、その使い方・処理の仕方をみんなが少しずつ工夫するだけでも海の汚れは違ってきます。 <洗いものをするときの小さな工夫> @食事は残さず食べる。 @調理の汚れはいらない布や紙で取り除いてから洗う。 A洗剤はできるだけ少なく使う。 アクリルたわしを使うと繊維が油などの汚れをこすりとります。(米のとぎ汁やパスタのゆで汁は油が取れやすくなります。)・・などなど。 6月は環境月間です。きれいな海を守るため、自分たちでできることから始めましょう。 展示では、漂着物を分類したもの・清掃活動のパネル等を展示していただきました。 第4管区海上保安本部へのアクセスはこちら http://www.kaiho.mlit.go.jp/04kanku/ |
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5月 「NPO法人 森林(もり)の風 」 | |
NPO法人 「森林(もり)の風」は、森林の再生活動をはじめ森林ボランティア・人材育成講座など、多方面で活躍されています。 現在、人工林ではかつて植えたスギやヒノキが育っているのにきちんと間伐などが行われていないために、光が差し込まず、草木の生えない荒れた森林になっています。 このような人工林は、手入れをして、適度に光や風が入るようにしていく必要があります。 「NPO法人 森林(もり)の風」は豊かな森林づくりのために、北勢地区を活動地域として間伐や植樹などで活動中です。 その活動が認められ平成21年度「みえ環境活動賞」を受賞されました。おめでとうございます!! 5月の企画展示では森づくりのサイクルを図にしたものや、森林の測り方などのパネル、活動フィールドのジオラマなどを展示していただきました。 http://www.morinokaze.info/ (NPO法人 森林の風HP) | |
4月 「株式会社 三重銀行」 | |
三重銀行は本店内に環境委員会を設け、環境方針・環境目標・環境改善計画を策定し、クールビズを始めとして節電・グリーン購入・紙ごみリサイクルなどの活動を推進しています。また、環境保全に取り組むNPO団体を応援・支援しています。 その中でも森づくり活動の一環として、三重銀行保有の空き地を「みえぎん まなびの森」づくりとして整備する事業を進めています。 (NPO法人「森林(もり)の風」との協働による) @観察エリア さまざまな種類の見本樹を植樹し、観察できるエリア A育樹エリア 植樹のための苗木を育成し、森づくりに協力するエリア B体験広場 森林保全に関する講習や間伐材を使った工作ができる体験エリア C森探検エリア 森の中を探検できるエリア の設置が予定されています。2009年の10月にオープンイベントがあり、いよいよ走り出しました。数年後には地域のみなさまを中心に自然体験を楽しんでいただけるようなエリアが出来上がります。楽しみですね。 |